ピンクリボン突撃取材レポート<厚生労働省さま編> [取材]
ピンクリボン活動についてもっと勉強して、
もっともっとためになる情報を伝えられるようにと始めてみた
わたしのピンクリボン突撃取材シリーズ。
第3弾として取材に伺ったのは、ピンクリボン活動を
後援している厚生労働省のがん対策推進室さま。
現在の日本のがん事情や対策、取り組みについて
教えていただこうと思います。
霞が関にある厚生労働省に到着!
テレビのニュースでもおなじみの建物を目にして
なんだか緊張してきちゃいました。
お話を伺う前に、厚生労働省内のがん対策推進室も
見学させていただきました。
ここで日本のがん対策が考えられてるんですねー。
早速、会議室へと移動して、取材をお願いした厚生労働省
健康局総務課 がん対策推進室長補佐の片岡穣さんと
添島里美さんにごあいさつしました。
今回の取材のために日本のがん対策をまとめた資料を
用意してくださったので、その資料を見ながら、
取材をすることにしました。
●わたし
「今の日本のがん事情について教えてください。
他の国とくらべて何か特徴的なことはありますか? 」
■添島さん
「現在、がんは日本人の死亡原因の第1位で、
日本人の3人に1人ががんで亡くなっています。
がんになるリスクは男性で49%、女性で37%で、
日本人男性の2人に1人、女性の3人に1人ががんになる
可能性があるという状況です。
また、現在、継続的な治療を受けているがん患者さんの数も
142万人となっています。
男性で多い部位は胃、大腸、肺、前立腺、肝臓、
女性で多い部位は大腸、乳房、胃、子宮、肺です」
え~っ、そんなにたくさん!
日本人の3人に1人ががんで亡くなっているなんて
なんだかショックです…
■片岡さん
「他の国とくらべてとのことですが、がんは食生活や生活習慣に
関係することが多いんですね。
日本は昔は胃がんが多く、逆に欧米は大腸がんが多かったんです。
ただ、日本の食生活が欧米化するにしたがって、日本でも
大腸がんが増えてきています。
このように食生活や生活習慣の違いによって、日本のがんも
欧米化してきている状況にもあります」
●わたし
「欧米にくらべてなぜ日本の乳がん検診の受診率は低いのですか?」
■片岡さん
「今の受診率ですが、今年の9月に出た最新のデータによれば
40歳以上の女性で乳がんの検診を受けたことがある方は20.3%、
5人に1人の割合ですね。
欧米ですともう少し多くて、50%を超えて70%、80%の国もあります。
これは国民の意識の違いや、がん検診の受診を義務付けている国と
任意の国とでも違いがあると思います。
現在、日本ではがん検診の受診は任意になっているので、
国民のみなさまにがん検診の重要性をもっと知っていただく
必要性があると思って我々も普及啓発に取り組んでおります」
●わたし
「日本が取り組んでいる乳がん対策について
わかりやすく教えてください」
■添島さん
「乳がん検診に使われているマンモグラフィーという機器を
操作される方に研修を行う事業や、乳がん用のマンモコイル
という機器を購入する費用の補助などを行っています」
●わたし
「マンモコイルってなんですか?」
■片岡さん
「体を輪切りで撮影できるMRIという検査機器がありますよね。
マンモコイルは簡単に言うと乳房撮影時にMRIに装着する機器です。
乳房は出っ張っているので、通常のMRIではきれいにうつらないんですね。
マンモコイルはコイルを乳房をかぶせるような形の機器で、
この検査によって乳がんをより細かく精密に調べることができます」
●わたし
「わたしのブログの読者にメッセージをお願いします」
■添島さん
「最初の質問でお話ししたように今は日本人の3人に1人が
がんで亡くなっていて、乳がんについても2002年の国立がんセンター
がん対策情報センターの推計値では、約4万人の方がかかられています。
早期発見、早期治療していただくためにも、乳がん検診を
ぜひ受けてください」
■片岡さん
「日本人の3人に1人ががんで亡くなるというデータの通り、
今、がんはとても身近な疾患になっています。
また、日本人男性の2人に1人、女性の3人に1人ががんになる
可能性があるということは、ご家族や友人、会社の同僚といった
自分の身近な方ががんになる可能性もあるわけですよね。
乳がんに限らず、がんは早期発見、早期治療が重要なので、
そのためにもがん検診を定期的に受けていただきたいと思います」
片岡さん、添島さん、今回はどうもありがとうございました!
今回の取材で教えていただいた日本のがん事情の具体的な
データには本当にビックリしました。
乳がんの20人に1人もショックだったけど、
日本人女性の3人に1人、男性の2人に1人が
がんになるかもしれないだなんて、とても人ごとではないですよね。
がんでつらい思いをしないためにも、
大切な人にかなしい思いをさせないためにも、
みなさんも積極的にがん検診を受けに行ってくださいね!
全国のがん対策や情報については「がん情報サービス」も
チェックしてみてください。
もっともっとためになる情報を伝えられるようにと始めてみた
わたしのピンクリボン突撃取材シリーズ。
第3弾として取材に伺ったのは、ピンクリボン活動を
後援している厚生労働省のがん対策推進室さま。
現在の日本のがん事情や対策、取り組みについて
教えていただこうと思います。
霞が関にある厚生労働省に到着!
テレビのニュースでもおなじみの建物を目にして
なんだか緊張してきちゃいました。
お話を伺う前に、厚生労働省内のがん対策推進室も
見学させていただきました。
ここで日本のがん対策が考えられてるんですねー。
早速、会議室へと移動して、取材をお願いした厚生労働省
健康局総務課 がん対策推進室長補佐の片岡穣さんと
添島里美さんにごあいさつしました。
今回の取材のために日本のがん対策をまとめた資料を
用意してくださったので、その資料を見ながら、
取材をすることにしました。
●わたし
「今の日本のがん事情について教えてください。
他の国とくらべて何か特徴的なことはありますか? 」
■添島さん
「現在、がんは日本人の死亡原因の第1位で、
日本人の3人に1人ががんで亡くなっています。
がんになるリスクは男性で49%、女性で37%で、
日本人男性の2人に1人、女性の3人に1人ががんになる
可能性があるという状況です。
また、現在、継続的な治療を受けているがん患者さんの数も
142万人となっています。
男性で多い部位は胃、大腸、肺、前立腺、肝臓、
女性で多い部位は大腸、乳房、胃、子宮、肺です」
え~っ、そんなにたくさん!
日本人の3人に1人ががんで亡くなっているなんて
なんだかショックです…
■片岡さん
「他の国とくらべてとのことですが、がんは食生活や生活習慣に
関係することが多いんですね。
日本は昔は胃がんが多く、逆に欧米は大腸がんが多かったんです。
ただ、日本の食生活が欧米化するにしたがって、日本でも
大腸がんが増えてきています。
このように食生活や生活習慣の違いによって、日本のがんも
欧米化してきている状況にもあります」
●わたし
「欧米にくらべてなぜ日本の乳がん検診の受診率は低いのですか?」
■片岡さん
「今の受診率ですが、今年の9月に出た最新のデータによれば
40歳以上の女性で乳がんの検診を受けたことがある方は20.3%、
5人に1人の割合ですね。
欧米ですともう少し多くて、50%を超えて70%、80%の国もあります。
これは国民の意識の違いや、がん検診の受診を義務付けている国と
任意の国とでも違いがあると思います。
現在、日本ではがん検診の受診は任意になっているので、
国民のみなさまにがん検診の重要性をもっと知っていただく
必要性があると思って我々も普及啓発に取り組んでおります」
●わたし
「日本が取り組んでいる乳がん対策について
わかりやすく教えてください」
■添島さん
「乳がん検診に使われているマンモグラフィーという機器を
操作される方に研修を行う事業や、乳がん用のマンモコイル
という機器を購入する費用の補助などを行っています」
●わたし
「マンモコイルってなんですか?」
■片岡さん
「体を輪切りで撮影できるMRIという検査機器がありますよね。
マンモコイルは簡単に言うと乳房撮影時にMRIに装着する機器です。
乳房は出っ張っているので、通常のMRIではきれいにうつらないんですね。
マンモコイルはコイルを乳房をかぶせるような形の機器で、
この検査によって乳がんをより細かく精密に調べることができます」
●わたし
「わたしのブログの読者にメッセージをお願いします」
■添島さん
「最初の質問でお話ししたように今は日本人の3人に1人が
がんで亡くなっていて、乳がんについても2002年の国立がんセンター
がん対策情報センターの推計値では、約4万人の方がかかられています。
早期発見、早期治療していただくためにも、乳がん検診を
ぜひ受けてください」
■片岡さん
「日本人の3人に1人ががんで亡くなるというデータの通り、
今、がんはとても身近な疾患になっています。
また、日本人男性の2人に1人、女性の3人に1人ががんになる
可能性があるということは、ご家族や友人、会社の同僚といった
自分の身近な方ががんになる可能性もあるわけですよね。
乳がんに限らず、がんは早期発見、早期治療が重要なので、
そのためにもがん検診を定期的に受けていただきたいと思います」
片岡さん、添島さん、今回はどうもありがとうございました!
今回の取材で教えていただいた日本のがん事情の具体的な
データには本当にビックリしました。
乳がんの20人に1人もショックだったけど、
日本人女性の3人に1人、男性の2人に1人が
がんになるかもしれないだなんて、とても人ごとではないですよね。
がんでつらい思いをしないためにも、
大切な人にかなしい思いをさせないためにも、
みなさんも積極的にがん検診を受けに行ってくださいね!
全国のがん対策や情報については「がん情報サービス」も
チェックしてみてください。
乳がんのリスクは20人に1人ですか。だから検診が大事だと叫ぶ必要があるのですね。
by ぷりん (2008-10-25 08:49)
このブログを読んで検診を受けることにしました。検査はもう恐くない!がんばってきます。
by ogge (2008-10-25 10:04)
モモ妹、遂に霞ヶ関に!ガンって、実は身近な病気なのね…
by momo_haruko (2008-10-25 10:09)
マンモコイルという検査法は知らなかったなー。まだあまり普及してませんよね。これから広がるんでしょうね。
by smile (2008-10-25 12:00)
検査内容とか使う機械が分かると、検診もみぢかになるね♪
by koro (2008-10-25 13:21)