カクキュー「八丁味噌の郷」取材レポート1<あの戦国武将にも愛されてました> [取材]
この春、復活したわたしの大好きな企画
工場見学シリーズ第弾は
いつもお世話になってるプロモ担当Eさんの
アツ~いリクエストにこたえちゃいました
どこに突撃したかというと…
名古屋グルメに欠かせない赤味噌の代表ともいえる
八丁味噌を作っている正保2年(1645年)創業の
老舗味噌店、カクキューさん
実はプロモ担当Eさんは大の赤出し好き
今回、工場見学シリーズの復活にあたってEさんの
「ココに絶対行きたい!」という熱望に押されて、
愛知県岡崎市にあるカクキュー「八丁味噌の郷」に
やってきちゃったんですねー
わたしも八丁味噌ってまだ食べたことないから楽しみー
そもそも八丁味噌とは、徳川家康が生まれた岡崎城から
西へ八丁離れた八丁村(現八帖町)で、江戸時代初期から
旧東海道を挟んで向かい合った2軒の老舗が
今なお伝統製法で作り続けてる豆味噌の銘柄のこと。
家康も八丁味噌の味噌汁を飲んでたらしいですよ
そんな家康も愛した八丁味噌の魅力を探るべく
工場見学へ行ってきまーす
カクキューさんでは毎日、ガイドさんによる
見学ツアーが行なわれてるんです
早速、今回、案内していただくガイドの後藤さんが
こちらの建物についてから説明してくださいました
1枚目の写真にも写っているこのレトロでハイカラな
雰囲気の木造洋館は昭和2年に建てられたそう。
バシリカ形式の教会風のモダンな建物は
現在は本社事務所として使われてます。
平成8年には国の登録文化財にも登録されたんですって
つづいては、史料館へ
明治40年に建てられ、やはり国の登録文化財になってる
この建物は、かつて味噌蔵として使われていたそう。
館内に入って真っ先に目に飛び込んできたこの看板は
かつて国鉄岡崎駅に飾られていたもの
豊臣秀吉が矢作橋の上でカクキューさんの蔵から
盗んだ菰にくるまって寝てたときに蜂須賀小六と知り合い、
それを機に出世したという江戸時代に書かれた絵本太閤記を
モチーフにした昔のラベルデザインが描かれてます。
他にも宮内庁御用達にまつわる資料や
江戸時代の販売の記録がつづられた当座帳など
貴重な資料がたくさん展示されてるんですよー
そしてその反対側では、昔の味噌作りの風景が
人形を使って再現されてます。
これは水に浸した大豆を蒸しているときの様子。
八丁味噌は味噌作りでは一般的な米麹は使わずに
大豆と塩だけで作られてます。
白味噌は大豆を煮るのに対し、赤味噌は高圧で蒸します。
大豆は煮ると白いままだけど、蒸すと赤っぽくなるそう
だから味噌が赤くなるんですねー。赤味噌のひみつ判明
これが大豆を蒸すときに使われてた蒸し釜。
大きい~ 五右衛門風呂みたい
蒸し上がった大豆で味噌玉を作り、
麹をつけて発酵させたら、仕込みに入ります
発酵させた味噌玉を六尺桶に入れていくんだけど
1回につき40キロ分を150往復もしてたんですって
桶の中の職人さんは味噌玉が入れられるたびに
踏み固めてならしていきます。どちらも重労働
これが仕込み用の六尺桶。
一度に6tもの味噌を仕込むだけあってこのサイズ
仕込み桶は杉の木を使って桶職人さんが手作りしたものを使い、
壊れたら補修して使い続けるそう。
ちなみにわたしの後ろのこの桶は天保10年(1839年)に
作られた、カクキューさんにある最も古いものだそう。
桶に味噌が入ったら板で蓋をして、
その上に石を円すい状に積んで重石をします。
使われる石の数は約200~250個で、その重さは約3t
地震が来ても今まで一度も崩れたことがないそうです。
今も当時と同じように石で重石をしてるんだけど、
職人さんがしっかり詰めるようになるまで、
だいたい5~10年はかかるんですって
で、この重石をした桶を二冬二夏、約2年以上かけて
天然熟成させると八丁味噌ができあがるんだけど、
実際に味噌を熟成させている蔵も見学してきたので、
次回はその様子をレポートしますね お楽しみにー
工場見学シリーズ第弾は
いつもお世話になってるプロモ担当Eさんの
アツ~いリクエストにこたえちゃいました
どこに突撃したかというと…
名古屋グルメに欠かせない赤味噌の代表ともいえる
八丁味噌を作っている正保2年(1645年)創業の
老舗味噌店、カクキューさん
実はプロモ担当Eさんは大の赤出し好き
今回、工場見学シリーズの復活にあたってEさんの
「ココに絶対行きたい!」という熱望に押されて、
愛知県岡崎市にあるカクキュー「八丁味噌の郷」に
やってきちゃったんですねー
わたしも八丁味噌ってまだ食べたことないから楽しみー
そもそも八丁味噌とは、徳川家康が生まれた岡崎城から
西へ八丁離れた八丁村(現八帖町)で、江戸時代初期から
旧東海道を挟んで向かい合った2軒の老舗が
今なお伝統製法で作り続けてる豆味噌の銘柄のこと。
家康も八丁味噌の味噌汁を飲んでたらしいですよ
そんな家康も愛した八丁味噌の魅力を探るべく
工場見学へ行ってきまーす
カクキューさんでは毎日、ガイドさんによる
見学ツアーが行なわれてるんです
早速、今回、案内していただくガイドの後藤さんが
こちらの建物についてから説明してくださいました
1枚目の写真にも写っているこのレトロでハイカラな
雰囲気の木造洋館は昭和2年に建てられたそう。
バシリカ形式の教会風のモダンな建物は
現在は本社事務所として使われてます。
平成8年には国の登録文化財にも登録されたんですって
つづいては、史料館へ
明治40年に建てられ、やはり国の登録文化財になってる
この建物は、かつて味噌蔵として使われていたそう。
館内に入って真っ先に目に飛び込んできたこの看板は
かつて国鉄岡崎駅に飾られていたもの
豊臣秀吉が矢作橋の上でカクキューさんの蔵から
盗んだ菰にくるまって寝てたときに蜂須賀小六と知り合い、
それを機に出世したという江戸時代に書かれた絵本太閤記を
モチーフにした昔のラベルデザインが描かれてます。
他にも宮内庁御用達にまつわる資料や
江戸時代の販売の記録がつづられた当座帳など
貴重な資料がたくさん展示されてるんですよー
そしてその反対側では、昔の味噌作りの風景が
人形を使って再現されてます。
これは水に浸した大豆を蒸しているときの様子。
八丁味噌は味噌作りでは一般的な米麹は使わずに
大豆と塩だけで作られてます。
白味噌は大豆を煮るのに対し、赤味噌は高圧で蒸します。
大豆は煮ると白いままだけど、蒸すと赤っぽくなるそう
だから味噌が赤くなるんですねー。赤味噌のひみつ判明
これが大豆を蒸すときに使われてた蒸し釜。
大きい~ 五右衛門風呂みたい
蒸し上がった大豆で味噌玉を作り、
麹をつけて発酵させたら、仕込みに入ります
発酵させた味噌玉を六尺桶に入れていくんだけど
1回につき40キロ分を150往復もしてたんですって
桶の中の職人さんは味噌玉が入れられるたびに
踏み固めてならしていきます。どちらも重労働
これが仕込み用の六尺桶。
一度に6tもの味噌を仕込むだけあってこのサイズ
仕込み桶は杉の木を使って桶職人さんが手作りしたものを使い、
壊れたら補修して使い続けるそう。
ちなみにわたしの後ろのこの桶は天保10年(1839年)に
作られた、カクキューさんにある最も古いものだそう。
桶に味噌が入ったら板で蓋をして、
その上に石を円すい状に積んで重石をします。
使われる石の数は約200~250個で、その重さは約3t
地震が来ても今まで一度も崩れたことがないそうです。
今も当時と同じように石で重石をしてるんだけど、
職人さんがしっかり詰めるようになるまで、
だいたい5~10年はかかるんですって
で、この重石をした桶を二冬二夏、約2年以上かけて
天然熟成させると八丁味噌ができあがるんだけど、
実際に味噌を熟成させている蔵も見学してきたので、
次回はその様子をレポートしますね お楽しみにー
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